クトゥルフ神話TRPGの魅力の一つとして、自分でシナリオを作成することが出来る点にあると私は思います。
しかし、中には「シナリオを作ってみたいな」と思うものの、どうやって作れば良いか分からず、二の足を踏んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、シナリオを自作したい人に向けた、シナリオ作成のコツや方法などをお伝えします!
シナリオ作成の初心者がやるべきこと
初めてシナリオを作成する人がやるべきことがいくつかあります。
- ルルブを入手する
- ざっとルルブを読んでやれることを把握する
- 小さいシナリオ(クローズドシナリオ)を作る
- テストプレイをする
ルルブを入手・把握する
いざ、シナリオを作ろうとした時に、「あれ、このルールどうなってたっけ・・・」とならないためには、ルールブックを購入しておくことをオススメします。
とはいえ、それなりにお値段がしますので、お友達に借りると言うのも手だとは思いますが、少なくともルルブ無しにシナリオを作るのは難しいと思いますので、ルルブを入手するようにしてください。
ルルブが手に入ったら、ざっとルールを把握して、「何が出来るか」を把握してください。プレイヤーとして遊んでいる中では気付けなかった詳細なルールを把握することによって、ゲーム中の選択肢を広げるようなシナリオを書くことが出来るようになります。
小さなシナリオを作ってテストする
いきなり壮大なシナリオを作ろうとすると、挫折する可能性が高いので、個人的にはクローズドの小さめなシナリオを作ることをオススメしています。
いったん作ってみることによって、シナリオ作成の勘所を掴むことが出来るようになるので、シナリオ作成の技術が上がります。
また、作ったシナリオをテストプレイしてもらい、課題を出すことで、より良いシナリオを作るためにやるべきことが分かるようになってきます。
詳細な解説については、以下の記事で紹介していますので、よければご覧ください。
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細かいことは気にしない
最初のシナリオ作りにおいて、完璧なものを作ろうとするのは無意味だと個人的には思っています。なぜなら、シナリオはテストをして、課題を出して、ブラッシュアップして良いものになっていくからです。
そのため、まずは形になるものを作ってみることが大切です。
良いシナリオを目指すために
そうは言っても、「それなりのクオリティのモノを作りたいな・・・」と思ってしまうのが人間だと私は思います。
では、どうすれば良いシナリオを書けるのか、考えてみましょう。
まずは、良いシナリオとは何かを考えてみます。個人的に思う良いシナリオとは、プレイを終えた時に満足度の高いシナリオだと思っています。
では、満足度の高いシナリオは何か、私が思いつく条件は以下の通りです。
- 理不尽ではない
- クライマックスまでは行ける
- 情報がしっかりと出る
もちろん、これ以外にも要素はあると思いますが、最低限これらを満たしておけば満足度が高くなるのではないかと私は考えています。
それぞれの要素についての詳細な解説は、以下の記事をご覧ください。
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神話生物を決める
クトゥルフ神話の物語を作るにあたって、神話生物との関わりは外すことが出来ないでしょう。
では、どうやって神話生物を決めれば良いのか。これは、大きく2種類の方法があります。
方法1:最初に神話生物を決める
登場する神話生物を最初に決めて、その神話生物の能力などを把握した上でシナリオを考えるという手法です。
自作のシナリオをクトゥルフ神話っぽくするには、やはり既存の神話生物を登場させるのが手っ取り早いです。もちろん、それ以外の方法もありますが、難易度が高いです。
どの神話生物を出すか決めた後であれば、その神話生物の行動を中心にシナリオを作っていけば良いので、アイディアフックになってくれることでしょう。
方法2:後から神話生物を決める
先に、シナリオの大枠の流れを決めてから、既存の神話生物を探して当てはめると言う方法があります。シナリオのストーリー重視で作成するなら、この方法が良いと思います。
デメリットとしては、該当する神話生物を見つけるのに苦労したり、そもそもいなかったりする可能性もあります。
その際には、自分で神話生物を作ってしまう手もあります。ただ、その場合は「俺が考えた最強の神話生物」になりすぎないように気を付けた方が良いでしょう。
神話生物についての情報は、ルールブックやマレウスモンストロルムに載っているので、その情報を参考にすると良いでしょう。
シナリオに神話生物を登場させる際のコツなど、詳細については以下の記事で解説しています。よければご覧ください。
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まとめ
クトゥルフ神話TRPGを遊んで、自分でシナリオを作ってみたいと思ったなら、思い立ったが吉日ということで、シナリオ作成に一歩踏み出してみましょう。
とにもかくにも、経験してみないとシナリオ作りは上手くならないと思っています。
とはいえ、なかなか一歩を踏み出せない方がいらっしゃいましたら、シナリオを作成するにあたってのコツや解説など、他の記事にも記載していますので、よければ関連記事をご覧ください。